生理痛、ない方がいい?
2023年01月5日
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こんにちは。日本妊活協会です。
突然ですが、皆様は「生理痛」ありますか?
毎月必ず生理痛が当たり前になっていたり、
痛み止めなどの薬を手放せなかったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、生理痛はあって当たり前なものではありません。
今回の記事では、
・生理痛が出る理由
・改善方法
をお伝えします。
生理痛でおなやみの方はもちろんですが、
妊活をされている方も、生理痛を改善することで子宮の掃除がよりスムーズになり、
また、体内の炎症も改善されることで、授かり体質に近づきます。
体外受精の準備としても改善しておくことがおすすめです。
生理痛が出る理由
生理中は、子宮を収縮させ、経血として体外に押し出す働きをする、
「プロスタグランジン」という物質が生成されます。
この物質は、経血を排出したり、出産の時に陣痛を起こす大切なものです。
しかし、この生成が多すぎたり、滞ってしまうことで、子宮の収縮が過剰となり、
下腹部や腰の痛みの原因になります。
また、若い方だと子宮が未発達で、経血の出口が狭いことがあります。出口が狭いのに、無理矢理押し出そうとして、痛みが出る場合もあります。
中には、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている場合もあります。
経血量が以前と比べて増えた、以前より生理の時の痛みが増しているなどがあれば、
一度、病院で検査されることをおすすめします。
生理痛の改善方法
妊活協会でおすすめしている改善方法は2つあります。
①油にこだわる。
②子宮周辺の血流をよくする。
理由と具体的な方法を説明していきます。
①油にこだわる。
摂取した油は、人間の細胞膜に届きます。人間の細胞膜の70%~80%は脂質で作られています。油は細胞の質にも影響を及ぼします。
油の種類によって、収縮を促すプロスタグランジンを出すものと、
拡張を促すプロスタグランジンを出すものに別れるため、バランスよく1:1で取ることが理想です。
また、卵子も精子も人間の細胞の一部ですので、妊活にも良い油は大切です。
・積極的に取りたい油「オメガ3」
オメガ3は、拡張を促すプロスタグランジンを生成し、炎症も抑える働きがあります。
生理痛などを緩和する働きをしますが、普段の食事ではなかなか多くは取れないため、意識して取ることがおすすめです。
「アマニ油」や「エゴマ油」が人気です。
・あまり多くは取らない方がいい油「オメガ6」
オメガ6は、収縮を促すプロスタグランジンを生成し、炎症を起こす作用もあります。
過剰になり、オメガ3とのバランスが崩れると、生理痛の原因となります。
単体で悪いということではなく、普段、私たちが口にするものに含まれていることが多く、意識して減らさないと、オメガ3と1:1のバランスが保ちにくくなります。
そのため、減らすことを意識すると良い油です。
・できるだけ取らない方がいい油
マーガリンやショートニングに含まれる、「トランス脂肪酸」。
生活習慣病を防ぐ観点から、WHOも食事のエネルギー量の1%未満にとの目標を掲げる、あまり取りすぎない方がいい油です。
生理痛がある方や、妊活をしている方だと、トランス脂肪酸の過剰摂取により、血流が悪化し痛みの原因となったり、精子や卵子の質が低下したり、場合によっては排卵障害が起こるとも言われています。
日本人の食事では、含有は少ないと言われていますが、ポテトチップスやチョコレート、菓子パンなどにも含まれているため、
よく食べてしまいがちな人は減らすことを意識されるのがおすすめです。
②子宮周辺の血流をよくする。
生理痛の原因である、プロスタグランジンは、血流が悪くなると、子宮周辺で停滞してしまうことがあります。
炎症物質があることで、痛みを継続的に発生させてしまいます。
血流をよくすることで、滞ってしまったプロスタグランジンを流し、痛みを軽減します。
血行不良の原因はいくつかあります。
一つ目は、ストレスなどで血管が収縮することです。
こまめにストレスを発散し、溜め込まないことが大切です。
二つ目は、食事(特に油)が偏っていることです。
先ほどもご紹介した、「油」については、血流にも関係するため、ぜひ、意識して取り組んでみてください。
三つ目は、運動不足なことです。
運動をすることで、熱を作り出す筋肉を動かすので、冷えの改善にもなり、また、身体を動かすことで、血流も促進されますので、適度な運動がおすすめです。
今回紹介した方法は、生理痛で悩まれている方はもちろん、
細胞の質や、血流が良くなることで、精子や卵子、子宮の状態へも良い影響を与えるため、妊活さんにもおすすめです。
ここまでを読んで、やりたいな、これならできるかなと思ったことはありましたか?
やりたいな、できるかなと思えたことは、まずは3日、次は3週間と
少しずつ目標を伸ばして取り組んでみるのがおすすめです。
小さな一歩が大きな違いとなっていきます。