妊活に大切な栄養①
2023年05月24日
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妊活をしていると、葉酸は妊娠前からとった方がいい、亜鉛を取ると精子の質がよくなる、
タンパク質を取ると良い、というような、妊活に必要な栄養の話を聞くこともあるのではないかと思います。
では、なぜ妊活に栄養が必要か、は皆さんしっかりと理解はされていますか。
オーガニックなど、なんとなく良さそうな食事を選んで、
満足している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、よく言われている3つの栄養について、どうしてそれが必要なのか、
3回に分けて、説明していきたいと思います。
そして、妊活に必要な栄養を知る際に、ぜひ一緒に知っていただきたいことは、
栄養は、取ることももちろん大切ですが、
何を取らないか、もとても大切です。
こちらについては、生理痛、ない方がいい?も参考にしてください。
妊活に大切な栄養 「葉酸」
病院などに通って妊活をされている方だと、先生から葉酸を摂取してくださいと
勧められたり、自分で色々調べている中で、葉酸を摂取することの必要性に
たどり着く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
病院では、二分脊椎症という、胎児の神経管がうまく形成されないことにより起こる疾患を
予防する目的で、葉酸の摂取が推奨されています。
葉酸は細胞分裂をうまくサポートしてくれるので、 葉酸が足りないとうまく細胞分裂が出来ません。
着床後(最終月経から3週間後くらい)から1ヶ月以内は細胞分裂が特に盛んな時期ですので、
実は、葉酸は、妊娠に気づくことの多い妊娠4週頃よりも更に早い時期から必要です。
できれば、妊娠を希望した時から摂取を始めると、妊娠が成立した時には、
葉酸がしっかりと体内にある状態にすることができます。
どのくらい取ればいいの?
葉酸は食品では、主にほうれん草、 キャベツなどの葉物類、フルーツ、納豆などに含まれています。
毎日適正量を摂取していれば不足することはありませんが、少し注意ポイントがあります。
葉酸は、水に溶けやすく、光や熱に弱いため、野菜を水洗いしたり、火を通したりすると
30%〜40%ほどが失われます。更に、消化・吸収し、体内に取り込むことができるのは、
そこから50%ほどと言われています。
更に葉酸は、水に溶けやすく、体内にとどめて置くことが難しい栄養です。
毎日の生活で、少し意識をして葉酸を含む食事を摂取するのがおすすめです。
また、厚生労働省からの推奨として、妊娠を予定している女性は、
食事から240μg/日+健康補助食品から400μg/日の葉酸を
妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで摂取するのが望ましいとされています。
食事の他に、自分にあったサプリメントを摂取して、赤ちゃんの身体作りをサポートしましょう。
貧血にも関わっている
葉酸は、細胞分裂とDNAの合成に関わり、赤血球を体内で作る働きもしています。
そのため、栄養が足りず、赤血球がしっかりと作られないと貧血になりやすくなります。
赤血球は、酸素を全身に運んでくれる重要な役割を担っています。
貧血になると、体内の細胞に十分な酸素が行き届きにくくなります。
運びたい荷物はたくさんあるのに、運送のトラックが不足している状態です。
体内の細胞が酸欠状態になると、命に関わらない生殖機能への供給は後回しになりやすく、
性欲の減退や、卵子や精子の質にも影響を与えます。
更に、妊娠中は、通常よりも血液の必要量が増えます。
そのため、通常よりも赤血球がしっかりと作られないと貧血になりやすく、
母体が酸欠になると、胎児にも必要な酸素が届かなくなってしまいます。
妊活、そして、元気な身体を赤ちゃんにプレゼントするためにも、葉酸の摂取は大切です。
葉酸がしっかり働くためには、ビタミンB6、B12も一緒に摂取することが望ましいとされています。
ビタミンB12は、主に貝類、マグロ、レバー、海苔などの動物性のものに多く含まれています。
こちらも少し意識してみることをおすすめします。
最後に、妊活協会では、サプリマニアの先生が開発した、
葉酸など、妊活に必要な栄養が含まれたサプリメントも販売しております。
気になる方がいましたら、お近くの子宝整体師までお問い合わせください。
妊活期間が少しでも楽しくハッピーな時間になりますように。